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メルマガのクリック率の平均や上げ方を分かりやすく解説

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商品購入や資料請求など、さまざまな目的で配信されるメルマガをコンバージョン(CV:Conversion)につなげるためには、メルマガの効果を正しく測定し、デザインやコンテンツを改善することが大切です。「開封率」や「反応率」と並び、メルマガの効果測定に役立つ指標が「クリック率」です。メルマガの効果を高めるために、配信したメルマガのクリック率を測定し、改善に取り組みましょう。この記事では、メルマガのクリック率の平均や目安、クリック率の算出方法、クリック率を上げるためのポイントについて解説します。

メルマガのクリック率とは?反応率との違いは?


メルマガのクリック率(CTR:Click Through Rate)とは、配信に成功したメールあるいは配信の総数のうち、メール内に記載されているリンクをクリックされた割合を表す指標です。たとえば、200件のメールアドレスにメルマガを配信し、URLを4回クリックされた場合のクリック率は2%です。そして、クリック率とよく似た指標に反応率(CTOR:Click To Open Rate)があります。反応率とは、読者が開封したメールの総数のうち、リンクがクリックされた割合を表す指標です。たとえば、40件のメールアドレスでメルマガが開封され、URLを4回クリックされた場合の反応率は10%です。クリック率は反応率と並び、「件名や本文で商品やサービスを訴求できているか」、「URLを見つけやすくクリックしたくなるデザインやレイアウトになっているか」など、メルマガの効果測定に役立つ指標です。反応率と比べて、メルマガの反響をシンプルに分析したい場合はクリック率をKPI(Key Performance Indicators)に設定し、効果測定に使うのが一般的です。

メルマガのクリック率の平均は2~3%程度

メルマガのクリック率の平均は2~3%程度といわれています。クリック率が2~3%を大きく下回らないよう、デザインやコンテンツを改善しましょう。ただし、メルマガのクリック率は、企業の業種やターゲットの属性によって異なります。たとえば、クリック率が比較的高い傾向にあるのが、教育サービス、スポーツやフィットネスなどの分野です。一方、美容やヘルスケア、不動産、保険やファイナンス、コンサルティングなどの分野は、クリック率が平均よりも伸び悩む傾向にあります。クリック率の目安を参考にしながら、自社のメルマガのクリック率を算出し、効果測定をおこないましょう。自社の適正値を知るために、複数パターンのメルマガコンテンツを作成してA/Bテストを実施するのもおすすめです。

メルマガのクリック率を算出する3つの方法

メルマガのクリック率はどのように算出できるのでしょうか。クリック率の計算方法は3つあります。それぞれの方法を順に解説します。

計算式を使って自分で算出する

メルマガのクリック率の計算式は単純なため、メルマガの配信数やクリック数のデータがわかれば、自分で算出することも可能です。
クリック率の計算式は次の通りです。

・クリック率=クリック数(クリックした人数)÷配信成功数(または配信した人数)
・反応率=クリック数(クリックした人数)÷開封数(開封した人数)

このとき、計算式の分母が「配信成功数(または配信した人数)」ではなく、「開封数(開封した人数)」の場合、メルマガの反応率を求められます。効果測定の意図に合わせて、クリック率と反応率の2つの指標を使い分けましょう。

Google Analyticsで流入経路を特定する

そもそも、メールの配信数はわかるが、どのくらいの人にリンクをクリックされたかわからないというケースもあります。そういう場合は、無料で利用できるアクセス解析サービスのGoogle Analyticsを活用し、ECサイトなどへの流入経路を特定することで、メルマガのクリック数を測定できます。使用するのは、Google Analyticsのパラメーター機能です。Google Analyticsでは、URLの末尾に特定のパラメーターを付与することで、ECサイトなどへのアクセスを識別し、「どのくらいの人がメルマガのURLを経由してサイトにアクセスしたか」を測定できます。URLの末尾に付与できるのは、次の3つのパラメーターです。

内容 定義
utm_source 参照元 サイト名、広告主など参照元を特定できる情報(必須) facebook
utm_medium メディア、媒体 広告メディアやマーケティングメディアの種類(必須) email
utm_campaign キャンペーン名 メルマガのテーマやキャンペーン名(必須) summer-campaign

※上記の例でURLを作成した場合
https://www.example.com/?utm_source=facebook&utm_medium=email&utm_campaign=summer-campaign

URLが長くなってしまう場合は、URL短縮サービスやメール配信サービスに付属する機能を活用することで、URLを短くできます。

メール配信システムのレポート機能を利用する

メール配信システムによっては、付属のレポート機能を活用し、クリック率を自動で計算できる場合があります。読者のセグメントごとにクリック率を調べられるサービスもあるため、マーケティング戦略に活かすことも可能です。

メルマガのクリック率を上げる3つのポイント

商品購入や資料請求といったコンバージョンにつなげるには、メルマガのクリック率を上げることが大切です。クリック率の上げ方を3つ紹介します。

読者のセグメントをおこなう

セグメントとは、読者を共通の属性を持つグループに分類することを意味します。たとえば、若い女性のグループに対し、中年男性向けのヘルスケア商品のメルマガを配信しても、商品購入や資料請求に結びつく可能性は高くありません。読者のセグメントをおこない、ターゲットに合わせた内容のメルマガを送ることで、URLをクリックしてもらえる確率が高まり、商品購入や資料請求に結びつきます。

目線や動線を考慮したレイアウトにする

メルマガのURLは見つけやすい場所に記載し、読者の目線や動線を考慮したレイアウトでクリックしたくなるよう工夫しましょう。メルマガのURLは少ないほうがクリック率も高くなります。メルマガのURLを1つに絞る場合は、シンプルな1カラムのレイアウトにすると、自然にクリックを誘導できます。逆に複数の商品やサービスを紹介する場合は、2カラムや3カラムのレイアウトが適しています。また、スマートフォンやタブレットでメルマガを読む人も増えているため、スマートフォンやタブレットでも読みやすいレイアウトにすることも大切です。

デジタルギフトサービスでインセンティブを付与する

デジタルギフトサービスとは、商品やギフト券などをメールやSNSなどのオンライン上で手軽に受け取れるサービスです。デジタルギフトはQRコードやバーコードのほか、URLで生成できるため、メルマガと組み合わせたキャンペーンにも適しています。メルマガにインセンティブを付与することで、開封率やクリック率を高められます。実際にデジタルギフトサービス「i-gift」を利用したキャンペーンでは、開封率が通常の約1.4倍、クリック率は通常の約3倍の増加が見られました。
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【まとめ】

メルマガの効果を高めるためにクリック率の指標を活用しよう

メルマガの効果を高めるには、クリック率をはじめとした指標を活用し、メルマガの反響を可視化することが大切です。メルマガのクリック率は、Google Analyticsやメール配信システムに付属する機能で算出できます。クリック率を高めるには、読者のセグメンテーションや、目線や動線、読者のツールを意識したレイアウト、デジタルギフトサービスを活用したキャンペーンの実施などが効果的です。
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