販促や新規集客のツールとして、LINEを活用する企業が増えています。数あるSNSのなかでも、LINEは全年代を通じてもっとも利用率が高いため、多くのユーザーに情報発信することが可能です。しかし、LINEをビジネスに活用するには、「LINE公式アカウント」を開設する必要があります。LINEでのマーケティングを成功させるために、LINE公式アカウントの開設方法や使い方を学びましょう。この記事では、LINEをビジネスで活用すべき理由や、LINE公式アカウントで集客するポイント、競合他社に差をつけるためのテクニックをわかりやすく解説します。
目次
LINEをビジネスで活用すべき2つの理由
なぜ、多くの企業が販促や新規集客を目的として、LINEを活用しているのでしょうか。LINEが企業の集客ツールとして活用されている背景には、2つの理由があります。
LINEの利用率が全年代ではじめて90%を突破
LINEの利用率は年々上昇しており、2020年には全年代の平均利用率がはじめて90%を突破しました。総務省情報通信政策研究所の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、LINEの年代別の利用率は次の通りです。[注1]
全年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 男性 | 女性 | |
LINE | 90.3% | 93.7% | 97.7% | 95.6% | 96.6% | 85.4% | 76.2% | 88.0% | 92.7% |
LINEの全年代の平均利用率は90.3%で、10代〜40代までの利用率も90%を超えています。50代や60代の中高年層の利用率も他のSNSと比べて高い水準にあり、LINEは全年代のユーザーにアプローチしやすい集客ツールであることを示しています。LINEをビジネスに活用すれば、どの年代のユーザーにも自社の商品やサービスの情報を届けることが可能です。
[注1] 総務省:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf
LINEで送るメッセージはDMやメルマガよりも届きやすい
SNSが登場する以前は、ユーザーへの情報発信やブランド力の向上のため、ダイレクトメール(DM)やメルマガなどが使われていました。LINEも「メッセージ」機能を通じ、DMやメルマガのようにユーザーへ情報を一斉配信することが可能です。LINEは、「メッセージを送るとユーザーに通知が届く」、「アクティブユーザーが多い」、「スマートフォンやタブレットで気軽に確認できる」といった特徴があります。そのため、LINEメッセージの開封率は一般的に60%程度といわれており、メルマガなどと比較すると高い確率でメッセージをみてもらえる可能性があるため、多くのユーザーに情報を届ける手段として期待できます。
ビジネス向けLINE公式アカウントの作り方
LINEをビジネスに活用するためには、「LINE公式アカウント」の開設が必要です。そもそもLINE公式アカウントとは、ビジネス向けの旧「LINE@」や、「LINEビジネスコネクト」、「LINEカスタマーコネクト」といった機能を統合した企業向けのサービスで、だれでも無料で利用できます。LINE公式アカウントを開設し、友だち登録してくれたユーザーに情報を一斉配信する「メッセージ配信」、ユーザーのタイムラインに投稿を行う「タイムライン投稿」などの機能を利用すれば、効果的な販促や新規集客が可能です。
LINE公式アカウントは、次の4つのステップで開設できます。
- 「アカウントを作成」ボタンをクリックする
- LINEの個人アカウントか、メールアドレスを登録する
- アカウントページの基本設定を行う
- 運用開始
まず、LINE for Businessのサイトにアクセスし、「アカウントの開設(無料)」ボタンからアカウント作成ページに進みましょう。アカウント作成に必要なものは、LINEの個人アカウントか、利用者のメールアドレスのみです。LINE公式アカウントを開設したら、プロフィールの文章や、友だち登録の際に自動送信される「あいさつメッセージ」などの設定を行いましょう。全ての項目を設定し終わったら、いよいよLINE公式アカウントの運用開始です。
LINE公式アカウントで集客するときの2つのポイント
LINE公式アカウントには、「メッセージ配信」、「タイムライン投稿」、「LINEチャット」など、集客に役立つ機能が備わっています。LINEを集客ツールとして活用するときのポイントを2つ紹介します。
従来のDM施策はメッセージ配信やタイムライン投稿で
これまで、ユーザーへの情報発信やクーポンの配布などをDMやメルマガで行っていた企業は、LINEのメッセージ配信やタイムライン投稿に置き換えましょう。とくにLINEのメッセージは、DMやメルマガよりも到達率や開封率が高く、より多くのユーザーからの反響が期待できます。LINEは年代を問わず多くのユーザーに利用されているSNSで、LINEを日常的なコミュニケーションに使うユーザーも多く、アクティブユーザーの割合が高いのも特徴です。従来のDM施策をLINEに置き換えることで、より成果につながるマーケティングが可能です。
1対1のLINEチャットで購入前や購入後のサポートを
LINEには、ユーザーと1対1でチャットを行う「LINEチャット」という機能があります。LINEチャットを活用し、商品の購入前や購入後のサポートをLINEから受け付けられるようにしてみましょう。ユーザーがLINEから気軽に問い合わせできるため、顧客満足度の向上につながります。また、電話での問い合わせが減れば、コールセンターの業務負荷を削減することにもつながります。
LINEをビジネスに活用して競合に差をつける2つのコツ
LINEをビジネスに活用し、競合他社に差をつけるためのコツを2つ紹介します。
LINE Messaging APIを活用し、パーソナライズメッセージを配信する
LINEユーザーは、さまざまな企業から毎日多くのメッセージを受け取ります。メッセージが埋もれたり、ブロックされないよう、ユーザー1人ひとりの興味関心に合った「パーソナライズメッセージ」を送ることが大切です。LINE Messaging APIは、LINEの保有データを活用し、正確に顧客属性を分析できるツールです。LINE Messaging APIを活用し、顧客のセグメントごとに適切なメッセージを送ることで、より効果を高められます。
デジタルギフトサービスと連携し、LINE上でキャンペーンを展開する
LINEを集客ツールとして活用するには、LINE公式アカウントの友だちを増やす必要があります。友だちを獲得したい場合は、デジタルギフトサービスとLINEを連携させ、LINE上でキャンペーンを展開しましょう。とくに人気が高いのが、インスタントウィンキャンペーンです。インスタントウィンキャンペーンとは、その場で抽選結果がわかり、デジタルギフトを受け取れるキャンペーン方式です。キャンペーンの参加条件を「友だち登録」にすることにより、短期間で多くの友だちを獲得できます。
▶︎ インスタントウィンとは?SNSキャンペーンにおけるメリットと活用方法を解説
【まとめ】
平均利用率90%超えのLINEをビジネス面で活用しよう
2020年に入り、LINEの平均利用率が90%を突破しました。多くの企業がLINE公式アカウントを開設し、販促や新規集客にLINEを活用しています。LINE公式アカウントには、「メッセージ配信」、「タイムライン投稿」、「LINEチャット」といった集客に役立つ機能があります。デジタルギフトサービスなども活用しながらLINEを賢く運用することで、競合他社に差をつけ、多くの新規顧客を呼び込むことが可能です。
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