インスタントウィンキャンペーンとは、その場で抽選結果がわかるキャンペーン方法のことです。その手軽さやユーザー受けの良さから、実店舗やSNSでのキャンペーンにインスタントウィンを導入する企業が増えています。この記事では、インスタントウィンに関係する用語の説明や、インスタントウィンの活用シーンやメリット、導入するうえで注意すべき点を解説します。
目次
インスタントウィンとは?その場で抽選結果がわかるキャンペーンシステム
インスタントウィンキャンペーン(Instant win campaign)とは、その場で抽選結果がわかるキャンペーンシステムを指します。抽選結果を待たずに済むという手軽さから、購買意欲やキャンペーン応募へのモチベーション促進、拡散力を高める効果が期待できるキャンペーン方法として、幅広く活用されています。特にSNSキャンペーンでは、ユーザーが当選結果をリツイートすることで、そのユーザーのフォロワーへの認知度アップも期待でき、SNSならではの拡散力を活かした効率的なブランディングが可能です。インスタントウィンキャンペーンには、ユーザーが企業アカウントのフォローや友だち追加を参加条件とするものや、購入した商品のQRコードを通じて応募できるもの、レシート画像をアップロードすることで参加できるものなど、さまざまな種類があります。自社の目的が認知度向上なのか、自社商品やサービスの販売促進なのかによって使い分け、目的に沿ったキャンペーン方法を選ぶことが大切です。
インスタントウィンをSNSキャンペーンで活用することによる3つのメリット
SNSマーケティングのため、自社の公式Twitterアカウントを作成したものの、フォロワー数に伸び悩んでいるSNS運用担当の方も多いのではないでしょうか?そこでおすすめなのがインスタントウィンを用いたSNSキャンペーンです。SNSならではの拡散力や、フォロワーの獲得によるファンの増加など、インスタントウィンには多くのメリットが期待できます。
SNSならではの拡散力により、効率的に情報発信できる
拡散力の高いSNSは、一般ユーザーにリツイートやハッシュタグツイートを行ってもらうことで、効率的な情報発信が可能です。キャンペーンツイートのリツイートを見たユーザーが、さらにリツイートを行うことで相乗効果が得られ、通常の広告出稿よりも効果的な認知拡大やブランディングにつながります。
フォロワーを獲得し、企業のファンを増やせる
企業アカウントのフォローや友だち登録をキャンペーンの参加条件とすることで、短期間で多くのユーザーと接点を持つことができます。企業アカウントのフォロワーや友だちを増やすメリットには、自社あるいは商品やサービスの認知拡大、ユーザーにとって親近感が湧くようなブランディングがあげられます。企業のファンを増やしたい場合や、企業アカウントを開設したばかりのスタートダッシュ施策としてインスタントウィンキャンペーンを実施すると効果的です。
デジタルギフトサービスならギフト配布までワンストップ!業務効率化を実現できる
インスタントウィンキャンペーンを実施する場合、デジタルギフトサービスを導入するのがおすすめです。メールやSNSなど、オンライン上で手軽にギフトを配布できるデジタルギフトサービスには、インスタントウィン機能が備わったツールがあります。デジタルギフトサービスのインスタントウィン機能なら、「フォロー&リツイート」、「フォロー&ハッシュタグツイート」など、さまざまな参加条件をツール上で設定するだけで、キャンペーンへの参加受付から抽選、ギフト配布までをワンストップでできます。キャンペーン担当者の手作業を減らし、業務効率化につながるのがメリットです。インスタントウィンを活用する際は、相性の良いデジタルギフトサービスとセットで検討してみましょう。
SNSキャンペーンにおけるインスタントウィンの活用例3つ
企業が実施しているSNSインスタントウィンキャンペーンは、大きく3つに分けられます。ここでは、SNSキャンペーンにおけるインスタントウィンの活用例をわかりやすく紹介します。
フォロー&リツイートが条件のキャンペーン
主にTwitterで使われるのが、企業アカウントのフォローと、キャンペーンツイートのリツイートを参加条件とするインスタントウィンキャンペーンです。ユーザー側はフォローとリツイートだけで気軽に参加でき、企業側にはアカウントのフォロワーが増えることで、認知拡大やユーザーにとって親近感が湧くようなブランディングへの効果が期待できます。そうした狙いがある企業や、アカウントを開設したばかりのスタートダッシュ施策にフォロー&リツイートキャンペーンは有効です。
ハッシュタグをつけた投稿が条件のキャンペーン
キャンペーンツイートのリツイートの代わりに、ハッシュタグをつけて投稿することが参加条件のインスタントウィンキャンペーンもあります。InstagramやTwitterで実施されるキャンペーンの一つで、商品やサービスの認知度向上が期待できるほか、アカウント運営者がハッシュタグを確認することで、ユーザーの口コミなどを情報収集できるのも特徴です。
友だち登録が条件のキャンペーン
LINEでは、友だち登録を条件としたインスタントウィンキャンペーンが主流です。キャンペーンページを通じ、ユーザーにアカウント認証を行ってもらうことで、キャンペーンへの参加&抽選が自動で行なわれる仕組みです。公式アカウントの友だち登録者数を増やしたい企業や、LINE上でアクティブユーザーに対し情報発信を行いたい場合に適しています。
SNSでのインスタントウィン活用における課題点2つ
一方、インスタントウィンを活用するうえで、いくつか注意しておくべき点もあります。「SNSごとのガイドラインの確認」と「フォローや友だち解除を防ぐための定期的な情報発信」の2点に注意しましょう。
SNSごとのガイドラインに注意する
SNSによって、インスタントウィンに関するガイドラインが設定されています。たとえば、Twitterの場合、以下のようなルールが決められています。
- リプライによって抽選結果を知らせる場合、あらかじめキャンペーンツイート内に、ユーザーがキャンペーンに参加する時点で、自動化されたリプライや@ツイートの受け取りに同意することになると明記すること
- 抽選結果をダイレクトメッセージ(DM)で知らせる場合は、あらかじめDMを送る旨をユーザーに知らせておくこと
- ユーザーがリプライで応募する形式の場合は、キャンペーンツイートの元ツイートにリプライしてもらう仕組みにすること
SNSごとのルールに反すると、アカウントの凍結や削除などの措置がとられることもあるため、必ずキャンペーンを実施する前にガイドラインを確認しましょう。
フォローや友だち解除を防ぐために定期的な情報発信を
アカウントを開設したばかりのスタートダッシュ施策にも有効だとお伝えしたインスタントウィンキャンペーンですが、ユーザーはキャンペーンの特典を目当てにアカウントをフォローするため、キャンペーン終了後にフォローや友だち解除が多発する可能性があります。せっかく獲得したフォロワーや友だちを失わず、自社のファンとして継続してもらうためには、定期的かつユーザーに興味を持ってもらえるような情報発信や、ユーザーとのきめ細かなコミュニケーションを心がけましょう。インスタントウィンキャンペーンを実施して終わりではなく、その後のアカウント運用も企業にとっては重要です。
【まとめ】
インスタントウィンを活用し、自社のファンの拡大を
インスタントウィンは、その場で抽選結果がわかるキャンペーンシステムです。デジタルギフトサービスのインスタントウィン機能を活用したSNSインスタントウィンキャンペーンは、抽選結果をユーザーが拡散することによる効率的な情報発信だけでなく、抽選作業を自動化できることから、業務効率化につながるのがメリットです。しかし、インスタントウィンを実施するにあたって、SNSごとのガイドラインの確認や、フォロー解除を防ぐための定期的な情報発信など、注意しなければならない点もあります。インスタントウィン機能を活用して、自社の認知拡大やブランディング、ファン獲得につなげましょう。