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ユーザー登録システムとは?
導入するメリットとセキュリティ対策について解説

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会員向けのサービスを提供し、リピーターの育成につながるのが「ユーザー登録システム(会員管理システム)」です。しかし、ユーザー登録システムではユーザーの氏名や住所、クレジットカード情報などの個人情報を取り扱うため、さまざまなセキュリティリスクに対処する必要があります。顧客の信頼を失わないためにも、個人情報漏えいを防ぐためのセキュリティ対策を実施しましょう。この記事では、ユーザー登録システムの仕組みやメリット、セキュリティ面でのリスクを回避するための対策法について解説します。

ユーザー登録システムとは?自社のユーザーを管理するためのシステム


自社の商品やサービスのユーザーを登録し、ユーザーデータを管理するためのシステムを「ユーザー登録システム」と呼びます。ユーザー登録システムには、登録ユーザーを対象としてキャンペーンやプロモーションを行ったり、カスタマーサポートを提供したりする機能があります。また、自社のユーザー同士のコミュニケーションの場を提供し、ファンコミュニティとして機能するユーザー登録システムも少なくありません。ユーザー登録システムを導入する目的は、ユーザー向けのサービスを提供し、ユーザーの離脱防止や、コアユーザーの育成、クロスセル・アップセルを仕掛けることにあります。ユーザー登録システムの仕組み上、ユーザーの個人情報を扱うため、システム導入にあたって強固なセキュリティ対策が求められます。

ユーザー登録システムを導入する3つのメリット

ユーザー登録システムを導入するメリットは3つあります。ユーザー登録システムを導入すれば、自社の顧客の属性データや、過去の購買履歴のデータを収集できるため、データに基づいたマーケティング戦略を展開できます。また、自社の会員を対象としたキャンペーンやプロモーションを実施したり、カスタマサポートを提供したりできるのもユーザー登録システムのメリットです。

ユーザーデータを蓄積できる

ユーザー登録システムを導入すれば、ユーザーが登録時に入力する氏名や住所などの属性データを収集できます。ユーザー登録システムを通じ、商品やサービスを購入できるサービスの場合は、ユーザーの購買履歴や行動履歴、平均購入単価などの購買データを収集することも可能です。こうしたユーザーデータに基づき、顧客をセグメント化することで、より精度の高いマーケティングを実施できます。また、アンケートを送ることができるサービスなら、顧客の声(VOC)を収集し、サービス改善に役立てることも可能です。

キャンペーンやプロモーションを展開できる

会員向けのキャンペーンやプロモーションを展開できるのも、ユーザー登録システムの強みの一つです。新商品やセール情報のお知らせや、会員を対象としたイベントの実施により、購買行動の促進が可能です。サービスによっては、動画配信やオンライントークなどのオンラインイベントを実施できるものもあります。ユーザー登録システムがあれば、自社のファンを育成し、優良顧客を増やすためのさまざまなアプローチが可能です。

カスタマサポートを提供できる

ユーザー登録システムなら、収集したユーザーデータに基づき、会員一人ひとりに合わせたカスタマーサポートを提供することもできます。たとえば、問い合わせフォームを設置すれば、サービスの使い方がわからないユーザーや、商品についての疑問や悩みがあるユーザーを迅速にサポートし、顧客の離脱を防ぐことができます。

ユーザー登録システムの2つのセキュリティリスク

ユーザー登録システムを導入する際に注意が必要なのが「セキュリティリスク」です。ユーザー登録システムでは、自社のユーザーの氏名や住所、決済情報などの登録が必要な仕組み上、膨大な個人情報を取り扱うことになります。個人情報の漏えいを防ぎ、ユーザーの信頼を失わないため、ユーザー登録システムにどのようなセキュリティリスクがあるのかを知っておきましょう。

IDやパスワードが漏えいするリスク

ユーザー登録システムのセキュリティリスクとして、もっとも注意が必要なのが「IDやパスワードが漏えいするリスク」です。会員のIDやパスワードが外部に漏えいすれば、個人情報や決済情報の流出や、会員へのなりすましなどの被害が発生します。ユーザーのIDやパスワードを狙う攻撃として、たとえば次のようなものがあります。

総当たり攻撃 IDとパスワードの可能な組み合わせを順番に試していく
辞書攻撃 よく使われるパスワードをリスト化し、不正ログインを試みる
リスト攻撃 他社サービスなどから流出したパスワードのリストを流用し、不正ログインを試みる

セッションハイジャックを受けるリスク

ユーザーがWebサービスにアクセスするとき、ユーザーを識別するために「セッションID」が発行されます。代表的なセッションIDとして、Webブラウザなどに保存されるCookieがあります。近年は、このセッションIDを不正に取得し、ユーザーになりすます「セッションハイジャック」が増加しています。ユーザーがセッションハイジャックを受けた場合、個人情報の漏えいや改ざん、クレジットカードの不正利用などの被害が発生する可能性があります。

ユーザー登録システムのセキュリティを強化する3つの方法

「IDやパスワードが漏えいするリスク」、「セッションハイジャックを受けるリスク」の2つのリスクを回避するため、ユーザー登録システムを導入するにあたってセキュリティ対策を実施する必要があります。ここでは、ユーザー登録システムのセキュリティを強化する方法を3つ紹介します。

HTTPSに常時対応する

まずはユーザー登録システムのSSL化(HTTPS化)に取り組みましょう。SSL化とは、ユーザーが使うWebブラウザと事業者のWebサイトの間の通信を暗号化し、安全にデータをやりとりするための技術です。SSLに対応したWebサイトは、URLが「http://」ではなく「https://」から始まるため、HTTPS化と呼ばれることもあります。SSLに対応するには、HTTPS通信に対応したWebサーバーを用意し、SSL証明書を取得する必要があります。

セッションIDを推測しづらくする

セッションハイジャックを回避するため、ユーザーのセッションIDを推測しづらくしましょう。情報処理推進機構は、セッションIDを推測しづらくするため、次の4つの対策を挙げています。[注1]

  1. セッションIDをURLパラメータに格納しない
  2. HTTPS通信で利用するCookieにはsecure属性を加える
  3. ログイン成功後に、新しくセッションを開始する
  4. ログイン成功後に、既存のセッションIDとは別に秘密情報を発行し、ページの遷移ごとにその値を確認する

[注1] 情報処理推進機構:安全なウェブサイトの作り方 - 1.4 セッション管理の不備
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity-HTML-1_4.html

SMS認証を導入する

SMS認証を導入すれば、ユーザー登録システムへの不正ログインを防止できます。SMS認証とは、ユーザーが所有するスマートフォンや携帯電話のSMSに認証コードを送り、ユーザーを認証するシステムです。通常のIDやパスワードに加えて、SMS認証を組み合わせることで、万が一IDやパスワードが流出しても第三者によるなりすましを防ぐことができます。

【まとめ】

ユーザー登録システムの仕組みを知り、セキュリティ対策の実施を!

ユーザー登録システムを導入し、会員向けのサービスを提供することで、ユーザーの離脱防止やコアユーザーの育成などのメリットがあります。しかし、ユーザー登録システムではユーザーの個人情報を取り扱うため、強固なセキュリティ対策が必要不可欠です。「IDやパスワードが漏えいするリスク」、「セッションハイジャックを受けるリスク」の2つのリスクを回避するため、SMS認証の導入や常時SSL化などのセキュリティ対策を実施しましょう。

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