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ランディングページ(LP)の作り方の手順やポイントを解説

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Webマーケティングにおけるランディングページ(LP)とは、商品やサービスの購入や資料請求など、ユーザーのアクションを促すことに特化したWebページのことで、広義ではWebやSNSの広告などを介して、ユーザーが最初に訪れるWebページを意味します。デザインに制限がなく、縦長の1ページに情報を集約できるため、効果的に商品やサービスの魅力をPRできます。しかし、LPによっては訪問したユーザーの直帰率が高くなったり、思ったような効果が得られない場合があります。ユーザーを誘引するLPを作るには、どんな点に気をつければ良いのでしょうか。この記事では、LPの作り方の手順やポイントを解説します。

LP制作前に必要な2つの準備

LPを制作する場合、いきなり作りはじめるのではなく事前に、「LPを制作する目的」、「LPのターゲットとなるユーザーのペルソナ」を決めましょう。訴求力の高いLPを制作し、成果を高めるには、こうした事前準備のプロセスが大切です。

LPを制作する目的を決める

まず、LPを制作する目的を決めましょう。商品やサービスの購入を促したいのか、資料請求や問い合わせを増やしたいのか、メルマガ登録数や会員数を増やしたいのか、キャンペーンへの参加率を上げたいのかなど、目的によって、LPの構成やデザインが変わってきます。たとえば、商品やサービスの購入を促す場合、LPに商品の画像を掲載し、商品の魅力が伝わりやすい構成にする必要があります。資料請求やメルマガ登録、キャンペーン参加が目的の場合は、LPを訪問したユーザーに対し、資料請求やメルマガ登録のベネフィットを強調する構成にします。LPの制作にあたっては、まずユーザーにLPでどんなアクションをとってほしいのかを定義しましょう。

ペルソナを設定し、誰に訴求するのかを明確化する

次にLPを訪れるユーザーのペルソナを設定し、ターゲットとなるユーザーを明確化します。マーケティングにおけるペルソナは、ユーザーの年齢や性別といった基本属性だけでなく、職歴や家族構成、行動傾向、現在抱えている悩みや課題などを設定したものです。ペルソナを具体的に設定することで、LPの訴求軸を絞り、ターゲットがより共感しやすい内容をブラッシュアップできます。

LPの基本的な作り方の流れ


それでは、訴求力の高いLPの基本的な作り方を紹介します。まずは、LPの構成となるWF(ワイヤーフレーム)を決めてから、コンテンツ作成やデザイン、コーディングのプロセスに移行しましょう。

構成となるWF(ワイヤーフレーム)を決める

LPの構成となるWF(ワイヤーフレーム)は、「ファーストビュー」、「ボディコピー」、「クロージング」の3つに分かれます。

ファーストビュー ・ユーザーからの第一印象を決める重要な要素
・魅力的なキャッチコピーやアイキャッチを用意する
・数字や権威付けにより、ユーザーの関心を引く
ボディコピー ・ユーザーの共感を呼ぶストーリーを記載する
・商品やサービスを使うメリットを説明し、「ベネフィット」を提示
・お客様の声、販売や導入実績などを記載し、信憑性を高める
クロージング ・CTA(Call to Action)のセクションを設け、ユーザーにアクションを促す
・注文フォームや問い合わせフォームを設置する

ファーストビュー、ボディコピー、クロージングの3つの役割を理解し、おおまかな構成案を決めてからコンテンツを作成するのが、LP制作のポイントです。

デザインを決める

LPのコンバージョン率(CVR)を大きく左右するのがデザインです。写真やイラストを活用したり、フォントの色やサイズを調整し、LPへ訪れたユーザーが共感できるようなデザインを選びましょう。デザインがなかなか決まらない場合は、競合他社のLPを参考にデザイン面の工夫をすると効果的です。

コーディングを行う

コンテンツやデザインが固まったら、いよいよLPのコーディングを行います。近年、モバイル端末でWebサイトを閲覧するユーザーが増えています。PCだけではなく、スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末でも見やすいサイトを意識しましょう。HTMLの知識が乏しく、自社でコーディングを行うのが難しい場合、外部のパートナーに依頼する方法もあります。

LPを作る3つのメリット

そもそも、なぜ通常のホームページだけでなく、LPを作るのでしょうか。LPは通常のホームページと比べて、ユーザーの離脱率が少なく、デザイン性や訴求力に優れています。WebマーケティングにおいてLPを制作する2つのメリットを紹介します。

ユーザーの離脱が少ない

通常のホームページはLPに比べリンクも多く、ページ間の移動が発生するため、サイト訪問者の30%が離脱するといわれています。しかし、情報を1ページに集約するLPでは、リンクをクリックしてページ間を移動する必要がないため、ユーザーの離脱を抑制できます。LPならユーザーの離脱を抑制し、効果的に注文フォームや問い合わせフォームへの誘導が可能です。

デザイン性や訴求力が高い

LPは通常のホームページよりもデザインの自由度が高く、レイアウトの制限がありません。画像やイラスト、フォントを駆使することで、インパクトのあるページを制作することが可能です。そのため、LPは商品やサービスの訴求力が高く、多くの企業が売上アップのためにLPを制作しています。

LPを作る2つのポイント

LPは「制作したら終わり」ではありません。制作後も改善やメンテナンスを続け、効果測定を行うことが大切です。コンバージョン率が下がってきたと感じた場合、改善する方法として、ターゲットの再定義やデジタルギフトの活用もおすすめです。また、魅力的なLPを制作するため、「ベネフィット」を発信することを意識しましょう。

制作後も定期的にメンテナンスを行う

商品が売れ続ける魅力的なLPを制作するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。とくに重要なのが、「ランディングページ最適化(LPO)」、「エントリーフォーム最適化(EFO)」の2点です。LPOとはファーストビュー、ボディコピー、クロージングの3つの基本構成や、CTA部分の効果測定を行い、改善していく作業を意味します。EFOは注文フォームや問い合わせフォームの項目などを最適化することで、ユーザーの入力の手間を最小限にしていく作業です。制作したLPを放置せず、ユーザーの動きを分析し、改善していくことが大切です。

コンバージョン率を改善する

コンバージョン率を改善するための方法として、ターゲットの再定義やデジタルギフトなどの特典をつける方法があります。ターゲットの再定義では、LPの制作前に設定したペルソナが実際のターゲットと食い違っていたり、かけ離れていないかを確認しましょう。もし、かけ離れていたりする場合は、もう一度ペルソナの設定を行い、ターゲットを明確にしましょう。

別の方法として、キャンペーンの実施があります。資料請求やメルマガ登録をしたユーザーに向けて、デジタルギフトなどの特典を用意するキャンペーンを実施することで、コンバージョン率の向上が期待できます。デジタルギフトを活用するにあたっておすすめなのが、商品やギフト券などをメールやSNSなどのオンライン上で手軽に受け取れるデジタルギフトサービスです。また、デジタルギフトサービスであれば、100円からのミニマムスタートも可能なため、予算を考えながら、デジタルギフトサービスの活用を検討してみましょう。

商品の特徴ではなくベネフィットを伝える

LPが思うように成果につながらない場合、商品の特徴の説明にとどまり、ユーザーに「ベネフィット(利益)」を伝えられていない可能性があります。ベネフィットとは、ユーザーが商品を使うことで得られるメリットのことです。LPを訪問するユーザーは、商品についての単なる説明ではなく、商品を買うことでなにが変わるのか、なぜその商品が必要なのかといったベネフィットを知りたいと考えています。LPを制作するときはユーザー目線に立ち、商品のベネフィットを的確に発信することを意識しましょう。

【まとめ】

ランディングページ(LP)の作り方を知り、商品の魅力を伝えよう

ランディングページ(LP)は、通常のホームページよりも訴求力が高い媒体です。LPを制作することで、商品やサービスの魅力をユーザーに伝え、コンバージョン率を高められます。LPを制作するプロセスは、「構成(ワイヤーフレーム)」、「デザイン」、「コーディング」の3つに分かれています。LPの制作後も、メンテナンスやデジタルギフトサービスの活用によるコンバージョン率改善など、定期的に効果測定を行いましょう。この記事で紹介したLPの作り方を参考に、商品やサービスの魅力が一目でわかるLPを制作しましょう。
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